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リンパ腫になった猫

チャー君は昔からよく吐く猫でした。

週に1、2回は吐いてましたが、猫はよく吐く動物だと聞くし、実際週1、2回くらいは珍しくもで無い様でしたのであまり気にはしていませんでした。

また、便秘がちでもあるので、ふんばってもうんちが出ないときなんかは大抵吐いていました。

ところが、3年くらい前から吐く頻度が増え、ある時には1週間毎日吐くようになり、体重の減少も気になったので心配して病院に連れて行きました。

血液検査、尿検査、レントゲン、エコー等、色々検査しても特段悪いところが見つからず、胃薬と便秘解消のためのモニラックシロップを処方してもらうと、一時的に調子が良くなりましたが、 また数か月すると同じような状態になり、調べてもわからず、同じように薬を処方されを繰り返していたのです。

1年半ほど前、同じように検査をしましたが、外側から行える検査では限界があるため、内視鏡検査を勧められました。

当時、年齢も14歳と高齢であったため、全身麻酔を伴う検査は可能な限り避けたかったので、その時は見送りました。

それから半年ほど経った昨年の5月、埒が明かない状況を打開するため、意を決して内視鏡検査を受けることにしました。

検査は無事終わり、1週間後に結果を聞きに行くと、現状は十二指腸の柔毛が炎症を起こしており、リンパ球が浸潤しているとのこと。
浸潤しているリンパ球が小型のため、進行が遅い高分化型のリンパ腫である、と診断されました。

当時の私はリンパ腫やがんの知識が皆無であったため、全くぴんと来ず、医師の説明でもすぐにどうこうなるものではないです、とのことだったので、言われるがままの治療のみで数か月過ごします。

こうして悪性リンパ腫との闘いが始まったわけですが、今では病気について色々と勉強しております。
治療法や健康管理、体質改善など病気と闘うための選択肢は意外と幅広いのかもしれません。

チャー君にとっては何が最善なのか分からないけど、なるべく負担をかけないような治療を模索していきたいと思っています。

今回、内視鏡検査を思い切って受けたことで、診断がついたため良かったと思います。
ですが、勧められた時点で受けていたら、もっと早くリンパ腫が分かって治療を始められたのかな、などと思ったりもしますので、同じような状況の猫さんは内視鏡検査を検討してもいいかもしれませんよ!

ぼろ…
おかえり、がんばったね…

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