悪性リンパ腫の診断を受ける前から、体重が徐々に減っていったチャー君。
ピークでは5.5㎏あった体重も、病気によって一時は3.4㎏まで落ちてしまいました。
現在は食事の工夫とサプリメントなどを与えているおかげか、体重は3.5㎏をキープしています。
ここからさらに体重を増やせていければと考えています。
ここでは、チャー君が体調を持ち直すまでと現在の食事内容。
そして、病気の猫に対する食事について考えたことをまとめました。
食欲不振を乗り越えろ
チャー君はもともと小食ですし、食に対してはあまりがっつくタイプではありません。
食べ方も少しずつ何回にも分けて食べます。(ほぼ完食しません)
なので食べている量が少ないことにはあまり気にしていませんでした。
徐々に体重は減少していき、リンパ腫が判明したころには4㎏を切っていました。
治療を始めてからは、体重減少を食い止めるために、普段の食事を見直すことにしました。
それまでに与えていたのは、ロイヤルカナンのpHコントロール2に消化器サポートを少し混ぜたものをメインに、時々ウェットフードのモンプチプチリュクスを与えるくらいでした。
ウェットフードは比較的食いつきがいいけれど、量に対する栄養価はドライフードよりも低いので、できればドライフードをメインに食べてもらいたい。
しかも、チャー君は小食なので少しの量でも十分な栄養が取れるものがいいと考えました。
ドライフードを考える
調べたところ目に留まったのが、カナガンとファインペッツというブランドのドライフードでした。
カナガンはチキンを主原料に、炭水化物源として消化率が良く、猫の胃に負担をかけづらいといわれるサツマイモが使われています。
グレインフリー(穀物不使用)といわれるフードです。
〈カナガンとは〉https://www.canagandogfood.co.jp/info/canagandogfood/good-point.html(初回半額らしいですが後々手続きがめんどくさそうなので普通に購入しました)
一方、ファインペッツは主原料にアヒル肉とニシン、炭水化物として全粒米が使われており、フードとしての消化吸収率は87%と高効率です。
これにより、従来のフードよりも少ない給餌量で充分な栄養を取ることができます。
また、全粒米は穀物の中でも猫にアレルギーが出にくい食物だといわれています。
〈ファインペッツ〉https://www.finepets.jp/cat/products/index.html?grid=gn(初回限定で1.5㎏が1000円で購入できるので試しやすいと思います)
これらを今まで食べていたものに混ぜて与えています。
気持ちとしては吸収率の最も高いファインペッツを一番食べてもらいたいですが、正直こいつの食いつきはいまいちでした。(カナガンはまあまあ食べてくれる)
食いつきの悪さをを何とかするために、今度は嗜好性重視でフードを探しました。
結果的にはモンプチドライシニア用になりましたが、こちらは鰹節の香りが強く、人間が嗅いでも美味しそうに思えます。
チャー君の食いつきもかなり良い!そして安い!
これを少しだけ混ぜてやるとそこそこ食べるようになりました。
体に良さそうな高いフードだけあげても食べなければ意味はないので、安くても何でも、まず食べてくれることが第一ですよね!
ウェットフードを考える
ドライフードだけで栄養を満たせるならば一番いいのですが、不調の多いチャー君にはいろんな薬やサプリメントを与えています。
直接与えるのが困難なので、ウェットフードに混ぜて与えるようにしているのですが、今までは一般食で食いつきの良かったモンプチプチリュクスを食べさせていました。
しかし、栄養面を考えるとやはり総合栄養食を与えたいところです。
そこでウェットフードの総合栄養食を調べいろいろ試してみました。
なるべくカロリーの高いものを探しましたが種類が多くないので苦労しました。
結果的に辿り着いたのが、アイシアのmiaw miaw(ミャウミャウ)ジューシーというパウチのフード。
こちらは日本の大学の研究室が監修している総合栄養食で、海外製品にありがちな独特な匂いもなく、素直な魚のいい匂いです。
カロリーは1袋70g当たり47kcalなのでまあまあでしょうか。
これにサプリメントなどを混ぜて、1/3袋を朝晩一回ずつあげています。
シニア用もラインナップされており、大きな塊があると残してしまうチャー君も完食します!
バリエーションも2種類あるし、コスパもいいので助かります。
〈アイシアmiawmiawジューシー〉https://www.aixia.jp/miawmiaw/lineup/wet_pouch/(CMがかわい過ぎる)
現在に至る
色々と試した結果、少しずつ食べる量も増えてきて、現在では体重も3.5㎏で安定しています。
食べ物を選り好みする猫さんは食事を考えるのが大変ですよね。
根気強く試していくしかないと思いますが、食べてくれた時はほんとに嬉しいし、ホッとします。
しかし、今は食べてくれていても、またいつ食べ飽きてしまうかわからないので、これからも良さそうなご飯をリサーチしていきたいと思います。
そして、試した過程で余ったフードの数々の行き場に困るのは常ですね!
コメントフォーム