猫という動物は割とよく吐くというイメージを持っていました。
実際、猫の胃や食道は他の動物に比べて吐き易い構造だとも言われています。
うちのチャー君も昔からよく吐く猫で、若いころから週に1、2回は吐いていました。
病院に連れて行っても異常は見つからず、時々胃薬が処方されるくらいで、医師もそれくらいなら気にするほどではないといいます。
でも気になるし、吐き出されたものを頻繁に片付けるのも大変です。
なのでまず、どういう状況で吐くのかできる限り観察することにしました。
猫が吐くときの状況
チャー君が吐く状況としては次のようなものがありました。
- 朝一の空腹時に吐く
- トイレでふんばってもうんちが出ないときに吐く
- ごはんをがっついた直後に吐く
- 突然吐く
朝一の空腹時に吐く
朝起きてごはんの準備をしようかというときに、急にえずき始めて、黄色っぽい液体や白い泡のようなものを吐く時がありました。
調べてみると、猫は空腹時間が長くなると吐くことがあるようで、黄色い液体は胆汁、白い泡は胃液のようです。
この状況での嘔吐は数えるくらいしかありませんでしたが、チャー君のごはんの食べ方は少量を何回にも分けて食べる食べ方なので、空腹時間はそれほど長くなかったのかもしれません。
一日に1回程度なら問題ないようですが、時間を空けて2回以上吐くようだと問題ありの場合があるので、そういったときは病院での診察を受けるのがいいと思います。
トイレでふんばってもうんちが出ないときに吐く
チャー君は昔から便秘気味です。
トイレでがんばっても出ないときは大声で鳴きながら、全力ダッシュを繰り返したりします。
そのうちえずき始めて吐き戻してしまいます。
チャー君の場合、このパターンはすごく多いです。
分かりやすいので、この状態になったら嘔吐物が片付けやすいフローリングのところに連れて行ってやります。
これの場合は、便秘がある程度解消されたらほとんどなくなりました。
便秘の解消については別記事で書いていますので、参考になれば幸いです。
ごはんをがっついた直後に吐く
お腹を空かせていたのか、用意したウェットフードを一気食いした数分後に吐き戻してしまったことがあります。
前述のとおり、チャー君の食べ方だとあまりがっつくことはないので、このパターンも数える程度しかありません。
この場合は吐いたものをもう一度食べようとするし、がっつく位なので食欲はあるようです。
食欲や元気があればあまり気にしなくて良さそうな症状です。
ただ、吐いたものを食べさせるのはかわいそうなので、もう一度新しいご飯を用意してあげましょうね!
突然吐く
特に前触れもなく、急にえずいて吐きます。
チャー君はこのパターンが一番多いように思います。
食べたものを吐くこともあれば、毛の塊を吐き出すこともありました。
チャー君は昔から毛を毟って食べてしまう癖があり、一時は背中が禿げるくらいひどい時がありました。(ストレスたまってたの…?)
その時期は毛の塊をよく吐いていました。
今はその癖も大分収まっているので、毛の塊を吐き出すこともほとんどありません。
嘔吐に至る状況が分かりにくいので、原因を探るのが大変なパターンです。
フードに含まれているものにアレルギーを持っていたり、急にフードを変えたり、体質に合わないものを食べても吐き易いようです。
また、消化器系の異常や、甲状腺異常など病気を患っている場合もあるので、あまりに頻度が多いときは病院で診察を受けたほうがいいです。
わが家の現状
吐き癖の酷かったチャー君は何度も検査を受けたにも関わらず、大きな原因が見つかりませんでした。
一時的に胃薬などで良くなることはありましたが、根本的に解決はしませんでした。
最終的に全身麻酔の上で内視鏡検査をして悪性リンパ腫が見つかり、ステロイド剤を飲み始めてからは大分治まり、また、便秘も大分良くなっている現在では月に1、2回程度しか吐かないようになっています。
ただ、若い時の吐き癖は、食べさせるものをしっかり考えてあげたり、ストレスケアなどしていれば防げたのかもしれません。
適当なウェットフードなどをあげていたことが悔やまれます。
猫の体質もいろいろかと思います。
吐きやすい子は週に1、2回はあまり気にしなくてもいいのかもしれませんが、数日間連続で吐いたり、1日のうちに何度も吐く場合はすぐに病院で診てもらうことを強くお勧めします。
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