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猫の悪性リンパ腫、これまでの経過

わが家のチャー君が悪性リンパ腫の診断を受けてから1年以上が経過しました。

現在では体重も少しずつ回復してきており、元気に過ごしています。

そこで、どうやってここまで症状が改善したのか、チャー君の体調の変化と対処について記していこうと思います。

診断~半年後まで

・令和元年5月12日 内視鏡検査により、高分化消化器型リンパ腫の診断を受ける。
 この時の体重は4㎏ほどまで減少していた。
 ステロイド錠 1錠/日で2週間経過観察

・令和元年5月26日 血液検査ではTP(総蛋白)の値が高めに出る。
 脱水、腫瘍、炎症などの原因が考えられるとのこと。
 ステロイドを1/2錠/日で2週間経過観察

・令和元年6月9日 血液検査にて大きな体調変化はないのでステロイド1/2錠/日で1ヵ月の経過観察

・令和元年7月7日 超音波検査にて小腸部分に5㎜程の腫瘍が2つ見られた。
 この時点で体重は3.9㎏程
 ステロイドは同量のまま、2ヵ月の経過観察となる。

・令和元年9月8日 血液検査にて大きな変化はないのでステロイド1/3錠/日で1ヵ月の経過観察となる。
 ただ、体重減少が見られ、この時3.8㎏程

・令和元年11月17日 超音波検査にて、腹部の腫瘍が大きくなっていることが分かる。
 この時は腫瘍のサイズが7㎜程になっていた。
 症状の進行が見られたため、抗がん剤治療を提案される。
 抗がん剤は副作用の比較的出にくいといわれる、クロラムブシルという錠剤で、1錠/2日の投与で1週間経過を見ましょうとのことだった。
 かなり悩んだが、症状の改善に期待して治療を行うことにした。
 この時の体重は3.6㎏程まで落ちていた。

以上が診断から半年程度までの経過です。

進行が比較的緩やかとされる高分化型のリンパ腫でしたので、急激な症状の進行は見られず、ステロイド剤の投与のみで、前半は大分抑えられていたように思います。
ただ、体重の減少は続いており、半年後には腫瘍の増大が見られたため、抗がん剤治療による積極的な治療を試みました。

結果的に抗がん剤治療は失敗しますが、体力のあるうちに試せたことはある意味よかったのかなとは思います。

続いて、半年後からの経過を次に記します。

経過半年後~

・令和元年11月24日 血液検査においては抗がん剤による影響は小さく問題なし。
 超音波検査では腫瘍のサイズが7㎜程から5㎜程になっており、縮小傾向にあった。
 次の1週間はステロイド剤と併用して引き続き経過をみることに。
 この時の体重は3.5㎏程まで減少していた。

 検査には表れていないが、この1週間はチャー君の様子がおかしく、落ち着きのなさや、無駄鳴き、食欲の大幅な減退など、明らかな副作用が見られた。

また、この頃から藁にもすがる思いで、色々なサプリメントを試し始めた。

・令和元年12月1日 血液検査ではTP(総蛋白)とCa(カルシウム)の値が上昇していた。これは腫瘍による影響が大きいと考えられるとのことだった。
 また、超音波検査において腫瘍の増大が見られた。
 抗がん剤は効いていないようだった。
 また、脱水状態が見られたため、皮下点滴を受けた。

 この時点で抗がん剤の中止を決めた。
 抗がん剤を始めてからのチャー君の様子を見ているとかわいそうで仕方がなかった。
 食欲がほとんどなくなっていたため、この時点で体重が3.4㎏まで落ちていた。

・令和元年12月8日 超音波検査にて腫瘍の進行は見られず現状維持状態であった。
 主治医の先生と相談して、今後はなるべくストレスを与えないような治療で経過をみていくことにした。
 今後はステロイドを1/2錠/日の投与のみで進めていくことに。
 抗がん剤をやめてから少し食欲が戻ってきたので、体重は3.5㎏まで回復。
 サプリメントの効果も出てきたのかもしれない。

・令和元年12月23日 超音波検査にて腫瘍の進行は見られなかった。
 引き続き同量のステロイドで経過をみていく。

・令和2年1月6日 超音波検査にて2つあった腫瘍の内1つが6㎜ほど、もう一つは見つけられないほどに縮小しているとのことだった。
 食事の工夫や、サプリメントの投与などいろいろ試した効果が出てきているのかもしれない。

・令和2年2月3日 超音波検査を行ったところ、腹部の2つの腫瘍のサイズが5.5㎜と2.5㎜程になっていた。
 前回見られなかった一方の腫瘍がまた顔を出してきた。
 この日からステロイドの投与量を1/3錠/日に減らして経過をみることに。

・令和2年3月3日 超音波検査の結果、腹部の2つの腫瘍が両方とも見つからないほどに縮小していた。
 体重も3.6㎏まで増えていた。

・令和2年4月14日 超音波検査においては今回も腫瘍は見つからず、血液検査の結果も比較的良好とのこと。
 引き続きステロイド1/3錠/日で経過を見ていく。
 この時体重は3.8㎏まで増えていた。

・令和2年5月19日 今回も超音波検査では腫瘍は見つからなかった。
 体重は3.9㎏まで回復していた。
 今後もステロイドの投与により経過を見ていく。

以上が半年後から現状までの経過です。

現状

現在は検査上は腹部の腫瘍が見られない状態であり、寛解に至ったと考えてもいいのかもしれません。

ごはんも今では大分食べてくれるようになり、体重も3.9㎏まで回復しています。

ですが、またいつ再発してもおかしくない病気です。

今後も食事を工夫したり、サプリメントを試したり、試行錯誤しながら油断せず病気と付き合っていこうと思っています。

与えているごはんや、ごはんの与え方。使用しているサプリメントなんかは別の記事で紹介していこうと思います。

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