タヒボエキスとはノウゼンカヅラ科の植物、タベブイア・アベラネダエの内部樹皮の内、7㎜程度に含まれる天然成分で、健康の維持に欠かせないビタミンやミネラルなどの栄養成分がバランスよく含まれています。
このタヒボエキスを使用したサプリメントがイペットです。
タヒボの作用
タヒボには「NQ801」という健康維持に優れた成分が含まれており、研究結果に次のようなものが報告されています。
- ・発癌プロモーション阻害作用
- ・腫瘍細胞への直接(アポートーシス誘導)作用と血管新生抑制作用(正常抹消リンパ球にはそれらの作用は見られない)
- ・貪食機能を有する好中球、マクロファージの抗酸化作用を低下させ、リンパ球の細胞性免疫機能を亢進させる働きがあり、両作用により疾病の治療を早める可能性あり
発癌プロモーション阻害作用
発癌プロモーションとは発癌促進とも言い、単一の細胞の子孫の生存、増殖を遂げるための発癌工程の一つ。
この発癌プロモーションを阻害する方向で作用し、がん細胞を抑制する。
腫瘍細胞への直接作用と血管新生抑制作用
腫瘍細胞をアポトーシス(細胞の死)へ誘導する作用と、腫瘍が血管を新生する作用を抑制することで、腫瘍形成を抑制する。
好中球、マクロファージの抗酸化作用低下させ、リンパ球の免疫機能を亢進
免疫細胞系の抗酸化作用を低下させ、細胞性免疫機能を亢進させることで、疾病の治療を早める可能性がある。
原材料と成分
イペットの原材料と成分は次の通りです。
〈原材料〉デキストリン、タヒボエキス、酵母エキス、ショ糖脂肪酸エステル、微粒二酸化ケイ素
成分 | % |
水分 | 4.3% |
粗たんぱく質 | 1.8% |
粗脂肪 | 4.3% |
粗繊維 | 0.1%未満 |
粗灰分 | 1.5% |
代謝カロリー 350kcal/100g
粒形状と投与量
イペットの形状は直径6㎜ほどの錠剤状で、特異な匂いなどは特に感じられません。
粒が固く、水に溶けにくく、つぶして粉状にするのは難しいと思います。
少し粒が大きめですが、猫でもそのまま飲ませることは可能です。
1日当たりの投与量は次の通りとなっています。
体重 | ~10㎏ | ~20㎏ | ~30㎏ | 30㎏~ |
推奨量 | 2~4粒 | 4~6粒 | 6~8粒 | 8粒~ |
一日数回に分けて与えるのが良いと思います。
イペットとイペットS
イペットにはイペットSという商品もありますが、獣医師用か一般販売用かの違いであり、内容物は全く同じもののようです。
ですので手に入りやすい方でいいかと思います。
投与結果
うちのチャー君にはリンパ腫の診断を受けた初期のころ、半年ほど与えていました。
投与量は1日2粒で朝と晩に分けて与えました。
他にもいろいろなサプリメントを併用して与えていますので、イペットのみの効果は定かではありませんが、体内の腫瘍が見つからない状態までになったため、現在では与えていません。
現在はコルディとコスモスラクトのみで寛解状態をキープできています。
まとめ
イペットにはタヒボエキスという健康維持に寄与する成分が豊富に含まれています。
タヒボエキスは科学的にも健康維持や腫瘍に対する効果が報告されていますので、サプリメント等で迷われている方は一度使用して見るのもいいかもしれません。
研究結果の中には、コルディよりも良い結果が得られているという報告もあるようです。
なかなか高価格な商品ですが、まとめ買いなどで比較的安く手に入る場合があるのでおすすめです。
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